最近「おもたせ」やら「御持たせ物」って言葉を耳にしますが・・・。「お土産」の丁寧な言葉とか、綺麗な表現なのですか?何か変・・・。
「土産」の意味は、その土地の産物。その土地の産物を持参することをいう。(大辞林より)「御持たせ物」の意味は、来客が持ってきた手土産を、その客の前でいう語。(大辞林より)おもたせにもお土産って意味はあるけれど・・・。美しい日本語ではないように感じる私はおかしいのでしょうか?
私の感覚では「御持たせ物ですが・・・」なんて持ってこられたものをその場で開けるのはタブーとして教えられ育った。だって、お客様をお迎えするのに、お茶菓子も用意してないの?ということ。「恥ずかしい」ことですよって言われてると感じる。
お客様が持ってきてくださったお土産は、祭壇にお供えしお客様が帰られてから後で家族で頂き、後でお礼を申し上げる。持ってきてくださった方思いを感じながら土地の珍しいものを家族でありがたく頂くのがお土産を受ける側の醍醐味。これがずっと実家から伝わった京女のおきてのようなもの。この先、息子や姪や甥もそれを受け継ぐのが私達のこの世代の役割なのだ。「ホンマのこと」を知らなきゃね。(これ不思議で、くずはで同じことをしたら、何で空けて食べてくれへんの?」と数人に言われ風習の違いに驚いた。私の知るくずはでは「おもたせですが」と言いながら一緒に楽しむのが慣わしだった)
「このお菓子がお持たせに最適です」なんて、お客さんが持って行く手土産の意味で使っているウエブサイトや雑誌やテレビやお店も増えている・・・・。
http://www.shinise.ne.jp/miyage/category05.html
http://kyoto-brand.com/column_search.php?bkey=%E4%BA%AC%E3%81%AE%E3%81%8A%E3%82%82%E3%81%9F%E3%81%9B
Comments