今日は、お昼からおもてなしの任命式と交流会に出かけていたので晩御飯も簡単でと思っていましたが・・・。同じ大使の方で下鴨の方がおられ、出町柳まで来るまで送っていただけることになり思ったよりも早く帰ることができました。お陰様でとても楽チンで帰れたので、ちょっと手間をかけて私の好物のひとつのパンバーグを作ることにしました。
我が家のハンバーグは、ホットプレートを使って,一口サイズほどの小さいものを焼いて、大根おろしやソースポン酢など数種類のソースで頂くスタイルが常でしたが、長男が大学生となり、バイトで帰りが12時になることや、次男も学校の講座が20時まであったり、三男も生徒会に入ったとの事で昨日も21時以降に皆帰ってきた次第です。主人も準備していても急な仕事で要らなくなったり・・・。ずっと食事の準備と世話をできたとしてもなかなか、以前のようなスタイルでは対応できないのが現状になってきています。
家族の成長や、生活スタイルも子供もここに成長し変化していく中で、「我が家のスタイルはこれだから」というこだわりは、良い行いであったとしても「良い」とは言えない状況となる時もあります。それは、その時代とニーズに合ってないものになってしまっているということなのです。
今日は、お昼から華やかな方々にもお目にかかれる盛大な会でした。そんな方々とお話しする中で皆様にも日常の生活がおありで忙しい方ほど、その辺りの時間を上手に使っておられるのではないかとお話しを伺って気づきました。
同じ事を続けることももちろん大事ですが、それを維持する為の方法としては同じ方法でなくてもいいんだと思いました。「新しいものを取り入れて」ということは、まさに「京都」の伝統と文化が受け継がれてきたことと同じなのです。
今までは、続けられたとしてもその時、その人達の状態で柔軟に対応できることが望ましい形だと思いました。
これって、家の中でも生かされることであるとも思いました。ハンバーグのことでも、皆が窮屈になって今までスタイルのように揃って食べ続けることが大事なことでなく、それより同じ料理を個々が美味しく食べて共有できるスタイルを見つけていくことが今我が家にとって大事なことだと気づきました。それが我が家にとって母親である私の役割りだと感じました。
ハンバーグもできあがり、すでに、20時半になりました。そのうち誰かも帰るだろうしお腹も空いたので一人で食べる事にしました。
しばらくして次男が帰ってきて、「えっ、一人で食べているん?、何か寂しいな」と少しびっくりした表情で言っていました。「皆の予定が合えば一緒で食べれるけど、お腹も空いたし皆の帰りも今日は遅そうやったから。」と言うと、納得した様子ですぐに直ぐに席につき、自分で支度をし一緒に食べ始めました。
最初は違和感があっとしても、次男がそうしたように納得できれば臨機応変に対応できる人になれると思いました。
びっくり表情で言った次男の一言とその後に一緒に食べようという思いが次男に備わっていたこと自体が、我が家のスタイルの中で大事にしたいと思っていたことだったのです。スタイルの根源は不動ということです。
その方が、自分も楽できる上に、皆の気分も楽になるようなのですから・・・♪
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