今日は、午前中は、地域の小学校の「地域懇談会」に参加してきました。「災害時における子どもたちの安全確保について」という題で話合いました。
事前に学校内でアンケートを取った内容に沿って話しが進められましたが、その中で、驚いた事は、「家族で災害時のことを話し合った事があるか?」と言う質問で、「ない」と言う結果が大多数であった事です。
この結果から、3月11日の東北の震災から約3ヶ月程経った今もまだ余震が続いている地区もある中、「関西には関係ない」「他人事」「テレビの中の話」といったように捉えられている方が中には多少なりともいらっしゃるのではないかということでした。
また、地域と関連したお話では、「自治会の参加でも同じような事がいえないか?」と言う事でした。「役が回ってくるから、自治会に入らない」、「子どものいない家庭では関係ない」といったこと、「自治会費などが高い」などの声も組長の方よりお話があがりました。参加するしないは個人の選択ですが、「入らない」と言われる方の中で、「入らないけど、回覧板は回して欲しい」などと言われる方も多いようです。
学校も地域もサービスを提供する場ではなく、「互いにが思いやりを持ち持ちつもたれつの関係」であるべきといった意見も出ました。
このように様々な意見を持った方々もおられますが、「わが身を守るのはわが身」と言う事も結論として意見が出ました。この言葉は、「我先に人をかきわけ逃げる」といったことでなく、「人のせいにしたり、人を当てにしたり」せず「自分が非難するには、先ずは何が最優先されるか」「道を確保するには、その道にいる人をいかに早く回避させられるか?」などを予測考える能力を身につけることも重要と感じました。また瞬時にみなの意見をまとめ、統率力のある人材を育成する事も必要ではないかと思います。
また、この地域は、元々の地元の方と新しい新興住宅地があります。地元の方を寄せ付けない雰囲気でなく、暖かく迎え入れておられる地域であると思います。(我々が越して来た7年前にも自治会長さんが訪ねて来て下さり自治会に誘ってくださいました)
この地域は、昔からの伝統行事も続き、守り伝えるものがあります。昔からの地元民だけでは、支えていく事も難しく、新しい地域の方も交えて皆で地域が一丸となってこの先も伝え守っていく姿勢は変らないと信じています。
迎え入れる側は温かい気持ちと誠意を持って、入る側も謙虚な気持ちで接する。当たり前の人と人のコミュニケーションではありますが、気持ちはあってもこの当りが上手に表現できなていないことがポイントの様に感じます。
「他人ごと」「自分だけがよければいい」といった考えでよいでしょうか?
「だめ」と思われた方へ・・・。
「ではどうすればそう思わなくても済むでしょうか?」今日は、晩御飯には我が家でもそんな話題をしてみたいと思っています。
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