民生主任児童委員の研修会があった。
虐待としつけの相違点を判断する際の難しい点、また、児童相談所などへの通告も勇気がいることだと改めて感じた。
今回の研修は、普段の井戸端会議の様子を寸劇で実演くださった。その中の会話で、子どもが親に怒鳴られ、いつも泣いている事がきになるという内容だった。誰が、何処へ、どんな風に連絡すべきであるかも話し合うような寸劇であった。
また実際に児相への連絡の方法、内容などを確認し、連絡の練習を行った。守秘義務のある方、そうでない方などの対応についても、行政の担当者より、質疑応答があった。
虐待の連絡を行う際に、しかるべき場所へ連絡をしていても、「通告」しますと言わないかぎり、「相談」としての判断で、しばらく見守るケースとしての対応しか取られていなかったそうだ。
虐待のケースとして取り上げられないまま実際の虐待の件数に入らないままとなっているということに驚いた。
虐待を報告する側、受ける側双方の問題もあり、実際は、現在の虐待の実施件数よりも多くなるはず。今後虐待が増えない為に・・・。
民生委員、児童委員、主任児童委員としては、児童に限らず、老人などの虐待が起こる前に、未然に防ぐ役割を担っている。起ってからの対応も迅速に取るべきものであるが、普段より、学校、地域の行事、児童館などとも交流を深めるべきであり、地域で誰が民生委員であることを知ってもらい、普段より地域の人々との交流を図る事が重要であると再確認できた。
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