お出迎え

23日に続き、本日もお招き頂き、8000名のお客様のお出迎えをさせて頂きました。

朝6時に着付けの先生に来て頂き着付け。夏は、浴衣は着ても、なかなか着物を着る機会がなかったのですが、この機会に、絽の着物の機能性と夏ならではのしつらえの心を学ばせて頂く機会となりました。

絽の着物は、浴衣よりも涼しく軽く着れたので、とても快適なものでした。

暑くて、汗をかきますのでなかなか、夏の着物は億劫になりがちですが、夏にこそ、きちっとした正装ができる人こそ、粋でお洒落な人だと再認識しました。

夏用の草履、夏用の着物、夏用帯、帯締めなど・・・。

冬とは違う、涼しげなデザインと絵。金糸の取り入れ方も冬とは違い、波をイメージした絵柄であったり、着物と帯を選ぶ時にも蒸し暑い京都の夏ではありますが、ほんのひと時の涼やかな楽しみでもあります。

着物を着る時の私の楽しみ方は、2つあります。

1つ目は、選ぶ楽しみ。出向く先の場の雰囲気や、来られる方々などを思う浮かべ失礼のない様に、自分の立場がどういう位置で参加するのか?などをまず考えます。必然的に、着物の種類が決まり、その中でも色柄が決まってきます。それに合わせての帯や、小物類。お陰様で、母や祖母などの着物や小物のおかげで、最低限のしつらえと装いができているのもありがたいことです。

母や、祖母が着物に合わせて買った小物などを、私が受け継ぎ、先人の着物への感覚の奥深さや、また、私の新たな思いなどを加えてみます。自分の思いよりも、客観的なアドバイスが重要でもあります。人から見てどう見えるか?派手すぎないかどうかなどの判断は助かります。

一人で選ぶよりも、母と一緒にあれこれと、昔話を聞きながら、着物と小物を合わせていくワクワク感と、ピッタリ決まった時の安堵感。この一式を着てみた際をイメージする。こんなことで、その日へ向けての心の準備とおもてなしへの心づくしの思いが深まっていくのです。

2つ目は、やはり、着付けして頂く際に、着付けの先生にこの一式の組み合わせを何も言われずに着せて頂けた時の喜び。季節感、その場の雰囲気に損なっていないものであると認めて頂けたような思いになる。以前は、準備したものは全く揃っていなかったり大変でした。

朝7:30に国際会館集合。今朝は、小紋で華美にならず清潔感と清涼感を持って。

朝のしつらえは、「はんなりしすぎない」が鉄則。これは、高校の時の同級生のお母様のお言葉。この方は実は、一緒に映っている同じおもてなし大使のお母様でもある。京都は狭い。

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高校の時から、着物を準備してもらい、着物を着る事に抵抗がなかったのは、母のおかげ。結婚して、一人で準備するようになり、できない事、知らないことがあまりに多いのも知った。基本のお襦袢に半襟を縫っていなかったり・・・。

慌てていると、そんな時は義母さんやそのご友人から優しくご教示頂けた。色々な方々にご面倒をおかけしながら、助けて頂きながら、今を迎えることができる。着物を着れる環境に恵まれていることにも感謝。

今回も、この会の話が出た際、義妹の着物を一式貸してくださった。感謝。今回は、妹の着物は拝借しなかったが、お襦袢を借りて出陣。ありがとう。

— posted by 奥井祐子 at 01:52 pm   commentComment [0]  pingTrackBack [0]

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