高校デビュー

我家の息子全員が小学校を卒業して京都学園に行っているので、地元の中学の事や、高校の事については全く関わりなく過ごしてきた。

しかし、この地元の高校にすでに入学が決まっていた三男。この学校であったからと入学式も終わった後に5月から急遽我家にくることになり、地域の高校とも関わりを持つ機会ができた。

三男も私達家族も色んな事を学ぶ5ヶ月であった。

「地域」という存在やその関りについて知らずに育ってきているので、まずはそれを説明できるまでの状態でもなく、何よりそれ以前に「家族」の存在や、一緒に暮らす意味や「家族とは」のなかなか面と向かっての説明も難しい。

一般家庭それぞれその中でルールは違うにしても「家族」中で育ってきたものは、それなりに学び身につけてきた事がありそれがみんな当たり前であると思っていたし、高校生で、知能的にも問題ない子であるのでそれくらい「知っているだろう」という思いを児相の人も我々も「それくらい」と思っていた以上に今までの生活の中で訓練して来られていなかった事や、三男の特性もそこに強く入り「そこまで?」ということを改めて認識したり色々と学ぶべきことが多かった5ヶ月であった。

家族だけではなかなか伝えられないことも、地域の運動会に三男を連れて行き紹介したことで、快く地域の皆さんが迎え入れてくださるり、またその人の温かさや、かけ声を下さることを体験したことで、三男にとっても私達家族にとって支えてくださって家族が地域で生活できているということを改めて知る事ができた。

言葉でどうこう言って伝える以上に、実感できることで、「家族」のあり方や「地域」とは何か?を体感できたようで、ここ一ヶ月間はとても表情も明るくなり、積極的に家族の一員であることも意識した行動にも繋がってきて驚いている。

一人では生活できないということ、家族の中でも支え合って暮らしそれが集まり、地域を楽しく良くしようと思う大きな親戚のような団体であるものが、町内の運動会や、お祭りと通して身を持って私も経験し支えてくださっていることに気付いた。

三男に、何気なく友人に「何で、保護者と苗字が違うん?」と聞かれて何ていう?という事も自然に聞けるようになり、「事情があって、親戚でもなくここで暮らすことになった」ということを言えよ主人が言うまでになっていた。本人も「そりゃ言える。」「言い方は上手く言えないけどきっと言える」など普段の会話で言えるようにもなった。

ようやく、「何で?ここにいるん?」という知り合いにも丁寧に話しをした。地域の方々ともまた会える機会が増えるのも嬉しい。「実は・・私、ここの保護者の一人やねん」ということで高校デビューよろしく尾お願いします。

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— posted by 奥井祐子 at 12:24 pm   commentComment [0]  pingTrackBack [0]

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