京都12薬師霊場 ~薬師院~

京都の薬師霊場巡りをご紹介しておりますが、今回は、9番霊場の薬師院(別名:こぬか薬師)をご紹介します。

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織田信長が美濃の斎藤道三の意をくみ天下統一にただ一つ、伝教大師が彫った薬師如来が現存するのは比叡山延暦寺と同院のみである。当時の住職の夢枕に「一切の病苦を取り除こう。来ぬか、来ぬか」とお告げがあり、来ぬか薬師と呼ばれるようになったとのこと。

またこちらは以前は、西洞院が正面の禅宗のお寺であったそうですが、今は、当時は裏通りにあたる釜座通りに黄檗宗が薬師様を作られて、それ以後黄檗宗のお寺になったとのこと。大本山は、宇治の萬福寺。http://www.obakusan.or.jp/Link

萬福寺といえば、江戸時代に明からインゲン豆を持って帰られた隠元禅師が建てられたお寺。今の木魚の原型でもある「巨大木魚」が見れるお寺です。他には、中国精進料理の普茶料理が有名です。薬師院の亡きご住職は萬福寺で普茶料理に携わられていたそうで、そこで繊細で手の込んだ料理の技法などを習得されたこともあり、その後、薬師院でも来られた方へ向けて、宿坊と普茶料理を始められたとのこと。

普茶料理は、仏様にお供えした御利益のあるお下がりの食材で作られ、食べて健康、元気になってほしいという思いで、普茶料理が始まったということでした。そんな想いが料理の一つ一つに込められ細やかな手の込んだお料理に仕上がるのだと思いました。

また、御住職の奥様の好物の葛きりが次第に宿に来られる方々もその味を求めて来られるようになったとか・・・。残念ながら、今は、こちらの普茶料理は行っておられないですが、宿坊は、一日限定一組で行っておられるそうです。

通常は、本堂の薬師様以外にも、伝道大師が作られた薬師如来様がおられるそうで、大きさは5cmほどの小さな如来様だそうです。こちらの如来様は、年に一度、10月8日に公開されるそうでまた秋に如来様を拝みに是非足を運んでみたいと思いました。また、朱印の種類も今は2種あり、朱印好きの人には耳よりの情報かと思います。

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*他にも普茶料理で有名な所では、鞍馬口にある「閑臥庵。」ここは、長男が以前アルバイトに行っていた所です。こちらもオススメ。http://www.kangaan.jp/Link

— posted by 奥井祐子 at 09:02 am   commentComment [0]  pingTrackBack [0]

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