私が、家、親、家族のありがたみを本当に知ったのは、結婚して子供が出来き子育てに奮闘し、ようやく今までを振りかえる余裕ができた今なのかもしれない。
小さい時から誰かが家にいた家庭であり、「ただ今」と言ったら、「おかえり」と誰かが必ず返事してくれる。ないものねだりで、小学生の時、ランドセルに鍵をぶら下げてみたいと思ったこともあった。また、大学生の時には、帰りがどんなに遅くなっても、自分の分の晩ご飯を準備してくれ、温めて食べさせてくれる母がいた。それは、当時の私としては、全部当たり前の日常だった。
今、長男が大学生となり、バイトや、学校の用事で遅くなることが多く、長男の帰りを待つ身となり、また自分が遅くに帰ってきた時に母が食事を準備してくれていたその時の気持ちが少し分かるような気がする。きっと、こんな思いで待っていてくれていたんだろうな・・・。
当たり前と思ってきたことも、親や家族の愛情が陰にはあり、そういう環境で過ごせたことに感謝しつつ、身を持って教えてくれた自分の母や父のようにして自分の子どもたちにも同じ思いを引き継ぎそんな気持ちが分かる大人に育って欲しいと願う。
こども達に「久々にポテトサラダが食べたい」と言われ喜ぶ顔を見たさに作る私。一緒に食べて「おいしい」と言えることに感謝やね・・・。
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