もう一度・・・

今日は、朝から、岩倉で主任児童委員でお世話になっている方のお寺に取材に行かせて頂くお約束をしていた。

叡山電車の八幡前駅から徒歩で20分ほどの山沿いの素敵なお寺。

いつも、車でしか通らない道を、公共交通を利用してお越し頂け、歩いて街散策して頂けるような内容の記事にするために自らも歩いてみることにした。しかし、前日の高熱で、朝も少し熱も残り少ししんどかったが、とりあえず歩いてみることにした。

岩倉のメイン通りでもあるバスどおり。ここは、小学生や、中学生の通学路でもあるが、バスやダンプが多くすれ違う中を歩く。歩道の白線内を歩くが、バスと乗用車のすれ違う時に、バスの片方のタイヤが白線上を通過していた。車体は、白線の内側に入っているので、白線内だからといって必ずしも安全であるということではないことが分かった。

祇園で起った車暴走の大惨事に引き続き、亀岡でも起きてしまった通学時の子供の列に車が襲う大惨事も記憶にも新しい。特に、亀岡での事件は、少年が無免許で運転し、その結果通学していた小学生の命が多く失われたという痛ましい事件。遭ってはならない事件。それを受けて、世間でも、ニュースでも通学時の安全を守る基準を設けるるべきであるといった内容を耳にすることも多い。また、岩倉内でも危険な場所は沢山あるので、学校にも行政にも安全な通学路の確保を求める親や地域の声が多くなってきているということを仕事柄も聞くことが多い。

歩く側よりも、先ずはハンドルを握る側が気をつけることが最重要。今の状態で運転するとどうなるのかという予測を図るべし!少し眠気があるならば、少し仮眠を取ってから運転しなおす。無免許であるならば運転はしない。そんなに走りたければ自分の敷地内で勝手に走り、自分の家に遭っても人様へは被害を出すことではなかったのだ。走りたくても無免許では公道は絶対に走ってはならない。悔しければ自分の力で免許を取ればいい!これもきちんと、親が子に伝えるべきことだ。考えてみれば分かる。それをしないから問題が起きるのだ。

そうはいうけど、時間もなく仕方なしにという人や、言うのは簡単・・というそう思った人は、運転免許取得時にそれだけの覚悟がないといけないと習ったことを思い出して欲しい。それだけ責任のあるハンドルであるのだ。

それから、歩行者については、自らが先ずは危険な箇所を察知できる事が重要。ここ岩倉へ来て最初は、岩倉の歩道もない場所を子供が通学する事についてとても心配であった。当時の明徳小学校の佐々木校長先生にその旨を相談しにうかがった。以前住んでいた樟葉では、マンションごとに集まり集団登校が常だった事と、我が家の近くの道だけでなく他の道も狭く危ない箇所が多いのに、なぜ、集団登校にされないのか?と質問した。校長先生は、「登校は集団登校は実施しません」とはっきりおっしゃった。その理由として、「道が狭いからこそ、集団登校にしないこと」「集団登校だからといって安全であるとはいえない」「自分の身は自分で守らないといけない」「誰かが守ってくれるものではないから」ということをおっしゃっていた。

それから、たまたま平野神社前の信号を朝の集団登校している小学生の列に遭遇した。青信号が点滅しだしているのに、先頭が渡り始め、その後も低学年の列がドンドン信号を見ることもなく、前に流れて歩いている姿を見ました。その光景を見て、今まで集団登校で通わせていて、高学年の子が自分の子を見てくれているという風に思っていたことが、浅はかであったと思い、校長先生がおっしゃった事が良く分かった。

確かに事故は気をつけていても不意に思わぬところから色々な所から起るわけです。避けられない事だってあるということも予測しながら常に歩いたり、自転車に乗ったり、車を運転したりしなければならない。

まずは、一旦行政や学校に苦情を言う前に、自分の家では、子供にどんな注意をして、地震災害時、常日頃の事故の予防策や子ども達の常のヒヤッとした事などを家で話し合ってみることが先決ではないだろうか?そうして日々の危ない経験などしたからこその気をつけようと思うこともあるはずだ。子供に話を聞くと、親以上に地元の道を知っていることに気づく。その場であった事故や状況など、だからここではどうすべきであるかなど知っている。そんな日常の対話から事故が防げることもあるのではないだろうか?

そういえば、「ママも車の時は気をつけや!」と言っていた道。今歩いているこの道がそうだ。双方からいろんな車や人が来て、時にはバスが止まっていて大通りに出る時は危ないから結構、見通しが悪いと言っていた。

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行動する前、粋がって話し行く前、浮き足立っている自分であるとき、眠気のある時・・・もう一度、自分は大丈夫かどうか自分に聞いてみる時間を設けてみてはどうだろうか?

— posted by 奥井祐子 at 08:38 pm   commentComment [0]  pingTrackBack [0]

 

大超寺にて

実は、岩倉に8年以上住んでいて、こちらのご住職のお寺へは、一人で来れなかった。いつも車の横に乗せてもらうか、子供を横に乗せて道案内をしてもらわないと民生委員の資料やお届け物ができなかった。今回取材という事で、歩いてみて始めて場所の確認が出来た。これからは一人でも伺うことができます。

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さて、こちらで、取材といいながらも境内を散策させて頂き、また本殿にある、鍬形薬師像、阿弥陀如来像や、空殿の裏側まで特別に入らせて頂きご住職自らの説明を頂いた。実は、この阿弥陀如来像と薬師如来像は先日滋賀県の学芸員の方が来られ鑑定をされたそう。なんと、鎌倉時代室町時代のものであるということが分かったそうだ。

空殿の上にある紋に注目!

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元々、こちらのお寺は、千本一条の辺りにあったそう。千本一条にあった時の大超時は、なんと、日本の映画初のロケ地になったという話をご住職から伺った。知り合いの映画村の方に話を聞くと、なんと、明治41年の「本能寺合戦」という映画のロケ地として登場したそうだ。監督は、日本の映画界の父と呼ばれる千本座の主でもあった牧野省三氏の最初の作品だそうだ。当時の映画というのは、相撲や、村の祭りなどのドキュメンタリーを画像にしたものが主流だったそうだが、この「本能寺合戦」は牧野省三氏が自ら台本を書きセリフなども加えたものをフイルム化した日本の映画界でも有名な作品だったそうだ。

その千本一条から、30年ほど前に今のこの地にお引越しされてきたそうだ。お墓も、この空殿も全て・・・。その時のお引越しも相当大掛かりなものであったそうだ。そして、本殿の屋根は、前代のご住職のご意向でこの形になったそうだ。

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お昼近くになり、沢山のお話とお写真も撮らせて頂き、そろそろ失礼しようと思った時に、なんと、ご住職のお心遣いを頂戴し、一緒にお昼をいただくこととなった。厚かましくも、奥の間に通して頂き、お昼を3人でご馳走になってきた。豪華海鮮丼ご馳走様でございました。
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奥の間には裏庭の見える素敵な眺め。直ぐ裏が山で、時には、サルの群れや、鹿が現れるとの話しをされていた時・・。

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山の上にあり、同じ岩倉でも車の音なども一切せずに心穏やかに過ごさせていただいた。また、お昼ご飯後は、裏山の中も案内下さった。そのときも、直ぐ上にバンビが数匹駆け回っていたりと自然の残ったお寺だった。この裏山は比叡山までつながっているそうで、比叡山山頂でみたサルの群集もこちらの大超寺のまで来ているのかもしれない。多い時は、50匹ほどの群れで来るそうだ。

さて、今日は、薬師様には、昨日からの熱など身体の不調を整えていただけるように!また、これも日頃見れないものであるそうだが、愛染明王も拝見させて頂けた。愛染明王様は、人から好かれるという御利益があるとのことで、しっかり手を合わせて、拝ませて頂いた。

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こちらのお寺は、平日の参拝は要予約となります。事前にご予約をしてからのご参拝でお願いいたします。

<京都12薬師 八番霊場大超寺の情報>所在地:京都市左京区岩倉花園町640-2電話:075-711-3166交通:京都バス/花園町バス停より徒歩8分 

— posted by 奥井祐子 at 01:48 pm   commentComment [0]  pingTrackBack [0]

 

京都12薬師霊場(8番霊場)

知り合いのお寺がこの12薬師の8番霊場のお寺である。

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80年ぶりに京都で12薬師の霊場めぐりが復活したと新聞やテレビなどでも話題になっている。

今日は、仕事でお邪魔する事になり、叡山電車の八幡前駅から歩いて向かう事にした。

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ここから岩倉につながるメインストリートを10分ほど上へ行くと、京都バスの花園町のバス停が見えてくる。

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この正面右側の道(自動販売機の横の道)を進んでいくと、三縁寺というお寺に突き当たる。ここのお寺のご住職も以前明徳小学校のPTA会長をしてくださったお方である。

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そちらを左手に曲がり進むと、2手に分かれる道がある。どちらを進んでもいけるが、迷わない方法として、右手の道を進み、一本目の道を左に曲がると、右手に公園が見えてくる。ここが、息子たちの行き付けだった、「花園東公園」だ。公園を過ぎて直ぐの右手の坂道を進む。

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突き当たりに大きな階段のある山の上のお寺が8番霊場の大超寺に到着。

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<京都12薬師 八番霊場 安穏山 大超寺 情報>*平日の参拝は要予約*所在地:京都市左京区岩倉花園町640-2電話:075-711-3166交通:京都バス/花園町バス停より徒歩8分 平日以外でも団体でお越しの際は事前のご予約をお願いいたします。

— posted by 奥井祐子 at 12:58 pm   commentComment [0]  pingTrackBack [0]

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