京都の優しい味、京都人の思いを知る味の食べ物

京都にはおいしいものが沢山あります。素材の味を生かしたものが何よりおいしいと思います。代表は、京野菜そのもの。それを煮たり、湯がいたり、味も色も素材の特徴を崩さないように。その野菜にあったお味噌や、出汁なども各々の野菜にあったように工夫します。それは、季節によっても変化があります。それもこれも、京都盆地の地形の中で夏の暑い気候、冬の厳しい寒さがあり四季の彩りある景色をモチーフに考えられた料理が京都の料理の根底にあるからではないでしょうか?

三方山に囲まれている京都は、春夏秋冬で山の風景も変ります。

五山の送り火で有名な大文字。我が家の目の前には、右大文字と比叡山が鎮座する場所に実家があり幼い時からその山を見て育ちその変化で季節を感じ、また、お天気の予知を感じることができるようになりました。予知といっても、見て拝むと霊的な予知能力が備わるのといったものでなく、日々の家族や地域の大人の会話などから、日常的に山を自然に見て備わる知識のことです。

山を見ると言っても、凝視、観察しているという視線でなく、朝のおひさまを扇ぐとそこには、春なら、きらきら新芽の黄緑が光っていた姿。夏の夜は真っ暗の中、オレンジ色に灯る姿。8月15日近くになると、山の手入れの為、人影がある山。秋は、赤、黄色、茶に化粧した姿。冬には、粉砂糖のかかったような、ユーハイム『フランクフルタークランツ』のようにおいしそうな夢のケーキに見えたり、雲の流れを見ていたら、自然に背景になっていたりと景色一部となっている山。山の景色に始まり、その時々季節の匂い、色、味、料理が一体となった所が京都なんだと思っています。

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その中で、喜久屋さんの葛・レモン。優しく、甘く、ツンとこない自然の甘酸っぱい香り、可愛いゼリーの色どりが粋な遊び心を感じる。大切に作っておられるのがこちらにも伝わるからこそ、大切な人へ送りたくなる。それを頂いた方も感謝して、丁寧に頂く。そしてその思いを大事にしてくれる人にお裾分けする。京都の人の心がこの中に詰まっています。頂くとホッとして、心も体も心から温まる。喜久屋さん「れもん」おいしいです。 http://www.b-shoku.jp/modules/wordpress/?author=902&p=29768Link

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— posted by 奥井祐子 at 09:17 am   commentComment [0]  pingTrackBack [0]

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