先日ラジオでご一緒させていただいた京都観光おもてなし大使の池田寿子にお誘い頂き、水琴セミナーに参加させて頂いた。
池田屋さんは、文房具にちなんだ水琴がある。鉛筆型の水琴窟。
池田大使からは、京都の水に関するお話。今のこの時期は特に祇園祭についてのお話などを伺った。
その後は、大橋智夫(としお)先生からは、新刊出版記念講演「高次元の扉を開く7つのステップ」ということで、水の音のお話について沢山講演下さった。
先生は、音が心理に及ぼす影響を研究され、日本の音文化に注目した音空間デザインを手がけられた音の専門の先生。中でも日本独自の文化である水琴窟を現代に復活され進化させた功績は国内外でも高く評価されているお方。
水琴の水の雫が響かせると高周波が生まれることを発見され、この高周波は、脳の活性化をさせる働きがあるということだ。脳のエネルギーは、90%が音から吸収されるとのことだ。都市空間には、車、空調など様々な音にまみれている。これらのモーター音は、全て低周波である。しかし、この低周波は人間にとって安らげるものではないものだそう。
高周波は、自然界には沢山存在している。例えば水の音、鈴虫の音など・・・。疲れたときに郊外に行きたくなるのも、この高周波を求めて向かうのかもしれない。高周波の一つに「笑い」があるそう。音が響くという事で、エネルギーも増大し、エネルギーと同化するそうだ。
「笑う角には福来る」というように、笑い=響く=高周波=エネルギーの増大し物事も良いように回るようになっているそうだ。
神社の柏手を打つ時に響かないと意味がないそうだ。また、響く音には、「日」と「月」と2種類の性質を持つものがあるそうだ。
「日」は、天から地へ来る流れだそうで、お払いの効果があるそうだ。これを風水を取り入れて表現する。例えば、水を流す場所に利用すると良いそうだ。玄関やお風呂、トイレなど。
また、「月」リズムは、地から天へ向かってのものだそうで、ゆっくりとしたテンポリズムだそうで、寝室や、リビングで流れているといいそうだ。
昔から、町屋の中の中庭にトイレや蔵の入り口に手水鉢があり、1600年代にその手水鉢の水を貯めずに流す工夫として、小堀遠州が瓶を埋めて排水装置目的にした洞水門を設置。そこの瓶に水が落ちていく音を聞いたものがいたそうだ。江戸の平和な時代に文化が広がるということの一つにこの水琴窟も全国的に広がったそうだ。現在最古の水琴窟は、島根県にあるそうだ。江戸時代初期のものだそうだ。水琴窟のある家は、繁栄したということが言われているそうだ。
癒しの効果のある水琴窟マンション用にも可愛いものがあるそうだ。
セミナーの後、新京極の錦天満宮のお水とパワースポットを見学に行ったり、また四条河原町のビルの中にある水琴窟を見学にいったり、土佐藩ゆかりの岬神社を紹介下さり、懇親会の会場へ向かった。ひさご寿司の裏側にある・・・。
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