可愛いおばあちゃんになること

朝からきつい雨。今日は最後の実習の日。

気分も少し重い。クラスの皆は、ほとんど、8月中に実習を終えている。普段の実習中には誰かがいたりしたので心強かったが、今日は全くの一人。

でも、いつも電車と駅から徒歩20分。家から1時間以上かけて通っていたが前回、いい駐車場を教えてもらい、朝から愛車のスマートと共に行く事で少しは気が楽に。

車ってすごい!雨にも濡れずにラクラク移動で先ずは朝から実習に望めた。職員の方も知ったお顔とやさしい声かけのおかげと、実習も前回お話した利用者さんの情報もあるので最初に比べコミュニケーションが取りやすく感じた。多分、私の最初の構える気持ちも無くなったことが相手にも伝わっていたようにも思う。

という間にも、お昼休憩。今日は、ロールケーキがついていた。職員の方からも一つ頂いて、お昼からパワーアップできた。

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お昼からは、カラオケ大会。普段あまりお話されない方もマイクを持つと大きな声で楽しく歌を歌われていた。すごく盛り上がった1時間。あっという間だった。みんなノリノリで盛り上がった。

「笑う」ことって人を活性化するのは本当なんだと思った。100歳以上の方がおられる利用者さんは、いつもニコニコ笑っておられる。お話好きで、実習中もずっと私の話し相手になってくださっていた。その方は車椅子に乗って普段移動されてはいるが、自分の手で食べ排泄も自分でされるという方だった。施設の人気者。

今回、この方に教わったことは、私も可愛いおばあさんでいられるようにしなきゃと思った。子供に負担をかけたくないといいながらも老後は誰かの世話になることを意識することも大事な事と思った。

また日曜日であったので、利用者の家族さんも多く来られていた。利用者さんが、「家に帰りたい」と口にされ寂しい気持ちと、家族さんも利用者さんを支える切ない思いをお持ちなのではないかという風に思った。

家族を施設に任せるという事は今も少し後ろめたい思いでおられる方々も多いようだ。安いとは言えない利用費を納められ、そういった気持ちで訪問に来られているのだろうか?

介護保険などで、1割負担部分もあり、全ての方が同じ様にサービスを利用できているとは限らない。1割負担ですら、生活に困窮され支払えずにサービスを利用したくても出来ない方も中にはおられる。訪問介護の中では、本来は、週に3回のサービス利用が可能であるのにもかかわらず、1回しか利用されない。そんな方のお宅に伺うヘルパーさんは、限られた中であれこれと利用者の方のご要望をこなされていた。

ヘルパーさん、ケアマネジャーさんも各人の状況を把握しないと理想のケアプランでなく、その方に合ったプランと内容を作成しないといけない。

おしめ、食事代などここにかかる費用も計算した上でプラン。やはり、老後は年金だけでなく、自分がどのような老後生活をしたくてその為に必要なものを準備しておかないとと誰もが思う所だと思う。

実習を終えて、まずは、ホッとひと安心の気持ちであるが、この仕事に携わる人々の大変さを目の当たりにした。

保険の制度を少し勉強できたことも良かった。自分、自分の親の時に知っているのと知らないのでは雲泥の差が出る。

人任せでなく、自分の経済的なことと、国の制度を利用してその中で納得行く方法を見つけるのも自分であると分かった。

— posted by 奥井祐子 at 08:56 pm   commentComment [0]  pingTrackBack [0]

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