この飴を作っておられるご夫婦とは子どもを通してのお知り合いとなった。長男次男の中学の野球部の後輩でもあり先輩でもあるAさん。奥様とは、学校の役が一緒になったりととても奥ゆかしく素敵な女性。いつも人を立てては自分は控えめな性格の方。この方こそ真の京女というに相応しい方だと思っている。
この飴にであったのは、中学のバザー。新鮮採れたての京野菜や卵などの地産地消のコーナーの横にトマトや九条ねぎの飴が並んでいた。
野球部のオカン達もそれぞれ役をし、休憩時間を合わせ皆でバザーをふら付いていたら、「奥井せんぱーい!」とAちゃん母の声。振り向くと手を振ってくださっている。柄の悪い先輩母集団がAちゃん母のそばへ。Aちゃん母。飴を売らずに試食と言いながら配っておられる。「何やってんの?」厚かましい私たちは、「これ何?」とくれと言わんばかりに尋ねと、「えーっ、もらってもらえるですか?」だって。不思議な売り子さん。
「食べていい?」と聞くと、「どれもいまいちなんですよ~」だって。「売る気あるの?」「お勧めあるでしょ」聞くと、「トマトが一番マシです~」とご丁寧に飴の袋を開けて私に食べさして下さった。
口の中にトマトの香りと甘すぎない砂糖の甘さが広がる。「えーっトマトやん!何?これ、美味しい!」「え、美味しいですか?喜んでもらって嬉しいです」だって。聞くと、「実は、主人が作ってるんです。」だって。「何や、あんた、はよ言いぃさ~っ」と周りにいた知らない人からも突っ込まれる程の謙虚ぶり。
色々あり、仕事でご主人を紹介していただき、季刊誌の取材にも行かせていただいた。想いの篭った飴のお話を伺い、試行錯誤されようやく製品になった宝石のような丸い美しい飴。
祇園の自社ビルの一角でお昼間だけ定休日なども有。要チェックhttp://www.gion-abeya.jp/
京都市のおもてなし情報館の「お薦めのお店」にも掲載させて頂きました!http://kyoto-city-omotenashi.jp/
京土産に絶対良い!
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