今日は、左京区役所にて、こどもを守る「シェルター」について話を聞いた。子どもセンターののさんとは、虐待やいじめ、非行が原因で家や学校などに居場所のない子どもを一時的に保護する民間施設で、全国にも数えるほどの数だそう。京都はここだけ。こちらの特徴は、弁護士の先生方が一人ひとりについて対応され、保護後のこどもの行き先などを法的に守られるように共に考えるもらえるそうだ。また、施設では、児童福祉施設などでのベテランの先生がこどもの一人一人に沿ったケアをされているそう。
児童相談所、児童福祉施設、京都では母子寮もあるが、そこへ緊急で保護されるこどもは、基本的に0歳から18歳と決まっている。しかし、その施設によっては、一人に一部屋でベット支給といった恵まれた環境は少ない。時には、広い部屋で小さい子から高校生くらいまでの子が一緒に寝泊りすることもあるそうだ。雑魚寝状態の様な所で一時といっても数週間滞在となると中学、高校生くらいのこどもは精神的にも落ち着くものではないそうだ。家に戻りたくなり、出て行く者もあり、家から逃げては施設へ戻る・・。繰り返すこどもも少なくないそうだ。このように高学年の子どもたちの心の落ち着きを取り戻りながら今後について考えていける身体のケアを中心に考えた女子専用の施設となっているそうだ。
◇NPO法人子どもセンター ののさんhttp://blog.livedoor.jp/childshelter/
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