私の父の先祖のお墓が和歌山にある。地元の人の好物の一つでもある、「ながれこ」をいつもお墓参り時におみやげに買って、母が美味しく炊いて伯母たちにもお裾分けしている。なつかしの味のようだ。
我々の家では和歌山流に、「ながれこ」という風に呼んでいるが、他には、「とこぶし」という風にも呼ばれているものと同じだ。
さて、この「ながれこ」を中の妹の夫(義理弟)の実家が愛媛の海の近くだそうで、海産物がとても新鮮でおいしい所だそうだ。そのお母さんから「ながれこ」を頂戴した。
海に囲まれた島の日本では、海の幸を美味しく頂きながら過ごしてきた。今は、輸入なども広がり、肉中心の食生活になってきているが、若い時は魚がそんなにありがたいとは思わなかったが、年をとるうちにやっぱり魚がおいしいと思えるようになってきた。また、魚の美味しさが分かる年になったのかもしれない。今思うと、魚の油ののった部分は、肉より濃厚だと思う程だ。
海の恵みと美味しさと後世にもつながって行くようにしないと・・。孫やずっと先の時代には、魚は食べものではないなんてことにならないように!汚染され食べれないなんてことにならないように・・。
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