放課後まなび教室で、子ども版認知症あんしんサポーター養成講座をおこないました。
疑似体験できる「つくし君」を使って、自分の目線からでなく、相手の立場になって考えてみました。
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耳栓や特殊眼鏡、手足の重りなどを装着して、高齢(75~80歳位)になった時の身体的機能低下や心理的変化を、疑似的に体験するものです。子どもたちには、それらを付けていつもと同じ様に「靴下を履く」動作を体験してもらいました!
「体が重くて動けない・・」「体が前に曲がらない」「間が見えにくい」「いつもの様にできない事にイライラする」「上手くできないことに悲しくなる」「手伝って欲しいと思った」などそれぞれに意見が上がりました。
お年寄りの全ての方が全てこうであるとはいえませんが、加齢によって多少なりとも生じる精神的・肉体的変化を体感することにより、「やさしくしてあげよう」「早くして!と言わないようにする」「手伝ってあげる」など体験後に自分はどうすればいいかと個々に話し出す様子が印象的でした。このようにして出た意見は、ツヤツヤした輝かしいものに見えます。
大人が答えや解決策述べて、子どもにその通り行わせた意見は残念ながら、「ツヤ」がありません。大人は、子どもに「教示」する事が重要であると思っています。
ズバリの答えを述べるのではなく、その答えにたどり着くように教え導いて行くことが「教える」ことであると思っています。またこれが大人の役目であると思っています。
最終の答えを出すのは、「大人でなく、こども自身」なのです。自らの考え答えを出す事で、その時だけでなく、持続可能な行動に繋がると信じています。
「自分が困った時こうして欲しかったから・・」というツヤツヤした意見は、いつまでも子どもの心に留まり、それが大きく成長することを望んでいる私です。
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